平成最後の下剋上!!
そんなキャッチフレーズとともに放送されるドラマ「集団左遷」(TBS日曜劇場)。
主演は福山雅治さんで、銀行の支店長が主人公となります。
原作者は江波戸哲夫さんで2つの小説を原作としています(詳細は後述)。
今回は集団左遷の最終回のネタバレを原作より(結末)ご紹介していきます!
※6話以降は2つの原作にないドラマオリジナルな流れになることが予想されます(追記2参照)
集団左遷の最終回のネタバレ前に原作について
集団左遷の最終回のネタバレを理解して頂きやすいように、
ドラマ「集団左遷」のあらすじや原作との設定の違いなどについてご紹介していきます。
ドラマ「集団左遷」のあらすじ
福山演じる主人公の銀行員・片岡洋(かたおか・ひろし)は、理不尽なことだと分かっていても、飲み込んで、我慢して、「会社で生き残るためだ」そう考えている“the サラリーマン”。だが、部下や仲間の頑張りにほだされてしまう情に熱い男でもある。
片岡はある日、50歳を目前にして支店長への昇任人事を受ける。その喜びもつかの間、赴任先は廃店が決定している「蒲田支店」だった。上層部からは、「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫です。無事廃店の際には本部に戻し優遇いたします」という特例を受ける。人生で初めて「頑張るな」と言われ片岡は困惑する。しかし、廃店になることなど知らない支店員たちを前に「頑張らなくてもいいよ」とも言えず、自分の立ち位置に葛藤し、部下たちの頑張りを目の当たりにし、「このままでいいのか」と思い悩んでいく…
以上のように、ドラマ・集団左遷は主人公の片岡洋という銀行員が、頑張らなくてもいいと言われ廃店が決定している三友銀行蒲田支店の支店長になるところから物語はスタートします。
ただ、頑張らなくてもいいという言葉に納得できず、
抗い業績を伸ばそうと奮闘するあらすじとなっています。
集団左遷の原作について
次に集団左遷の原作についてご紹介していきます。
ドラマ・集団左遷の原作は江波戸哲夫さんの小説「集団左遷」(1993年)と「銀行支店長」(1992年)です。
ちなみに、この江波戸哲夫さんも元銀行員で、三井銀行というかつて存在した銀行に勤務していました。
(三井銀行は現在みずほ銀行となっています)
上記の2つの小説を原作としていることは前編・後編に分かれるのかと思いきや、
ドラマ・集団左遷は上記2つの原作を合わせたオリジナルのあらすじとなるのです!
ではどのような設定をドラマ・集団左遷に取り入れたのか?
まず、小説「集団左遷」、「銀行支店長」のあらすじや登場人物は以下の通りです。
■小説「集団左遷」のあらすじと登場人物 小説「集団左遷」の舞台は銀行ではなく「三有不動産」という不動産会社です。 そして主人公の名前は篠田洋。 篠田は本部長の命令で、リストラ目的のためつくられた首都圏特販部という部署を任されることになりました。 ノルマを達成できてなければ特販部は解散。つまり解雇となるのです。 篠田は部下たちとともになんとかノルマを達成しようと、リストラに抗うのです。 |
■小説「銀行支店長」のあらすじと登場人物 小説「銀行支店長」の舞台はバブル崩壊後の銀行で銀行名は「三友銀行」。 主人公の名前は片岡史郎。 片岡は三友銀行の飯田橋支店の支店長を命じられますが、 前支店長はうまくまわせず辞職した支店なのです。 片岡は問題の多いこの飯田橋支店を再建しようと奮闘します。
ドラマにも登場する真山徹(香川照之)や、平正樹(井之脇海)、木田美恵子(中村アン)が登場します。 |
以上の2つの作品を見ると、
ドラマ・集団左遷の主人公・片岡洋は小説「集団左遷」の主人公・篠田洋の下の名前の「洋」と、
小説「銀行支店長」の主人公・片岡史郎の苗字の「片岡」を合わせたオリジナルのキャラということになります。
また、エピソード的にはリストラに抗う小説「集団左遷」で、銀行という設定や人物は小説「銀行支店長」になることがわかりあmす。
ということで、ドラマ・集団左遷は結末は、リストラに抗うというエピソード的に不動産を舞台とした小説「集団左遷」に寄ることが考えられます。
ただ、ドラマは舞台や他の人物が小説「銀行支店長」の設定ですので、2つの原作の結末を合わせたものが予想されます。
以上、ドラマ・集団左遷の原作についてでした。
次は2つの原作小説の結末ネタバレと、ドラマ・集団左遷の最終回の予想をしていきます。
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集団左遷の最終回ネタバレ!結末を予想!
前項で述べたように、
ドラマ・集団左遷の結末は小説「集団左遷」と小説「銀行支店長」を合わせたドラマオリジナルの最終回となることが予想されます。
ということで、まずは上記2作品の原作の結末をネタバレしていきます。
その後ドラマ・集団左遷の最終回をネタバレしていきます!
小説「集団左遷」の最終回のネタバレ!結末がエグイ!?
主人公の篠田洋は、三有不動産のリストラ目的で設立された首都圏特販部で、
リストラ候補者の部下たちとともにノルマを達成しようと奮闘した結果、
なんとか大口の契約が決まりそうになりました。
しかし、もともとリストラ目的でつくった部署のため、
よく思わない副社長の横山が篠田たちを妨害し契約が白紙になりました。
特販部の解散=全員解雇が決定的となり、篠田は自暴自棄になりました。
篠田は飲み屋で荒れ、キャバクラで代金を払えず逃亡しますが、
その逃亡中にタクシーに跳ねられ命を落とします…
目撃者の証言では、自ら道路に飛びだしたように見えたとのこと。
後日、特販部は解散となりましたが、
妨害した副社長の横山は解雇となり、物語は結末をむかえます…
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基本的に篠田という主人公は福山雅治さん演じる片岡のように熱く、
落ちこぼれの部下たちをまとめ上げようと奮闘します。
ただ、結局は部下たちは篠田の足を引っ張ることが多く、
契約が取れそうになるのも篠田の頑張りによるものでした。
また、主人公が命を落とすという結末ですが、
もともとプロローグは篠田の妻が篠田の日記を泣きながら読むシーンから始まります。
従って最初から篠田が命を落とすというのはわかっていたのです。
ということは、ドラマの最初のシーンは要チェックですね。
もしも福山さん演じる片岡の日記を妻の片岡かおり(八木亜希子)が読むシーンであれば、
片岡は死ぬという結末をむかえることが考えられます…
小説「銀行支店長」の最終回結末のネタバレ
主人公の片岡史郎は三友銀行の飯田橋支店へ異動となりました。
この飯田橋支店はもともと三友銀行が吸収合併した大昭和信用金庫の本店だった支店で、
支店員たちもその大昭和信用金庫の元銀行員たちが多くいました。
その銀行員たちは難民と呼ばれ、三友銀行からは疎まれていました。
片岡はそんな難民たちをまとめ上げるために、飯田橋支店の支店長を命じられたのです。
片岡が必死に業績を伸ばそうとしますが、
副支店長で三友のやり方に批判的な真山徹(ドラマでは香川照之さん)や、
いつも弱腰な平正樹(ドラマでは井之脇海さん)、
女性たちのリーダー木田美恵子(ドラマでは中村アン)の3人が大きな障害となりました。
なんとか3人をはじめとした支店員たちの信頼を得ようと片岡は奮闘した結果、
支店員たちから信頼される支店長となることができ、業績も上がっていきました。
しかし、片岡とってきた田口るみビューティサロンの融資や、
三嶋食品の融資案件がなくなってしまいました。
加えて三嶋食品は融資をした直後に、社長が失踪してしまったのです…
結局、片岡は失態の責任をとるため銀行を退職することになるのでした…
仕事を辞めた片岡は、妻のかおりと、娘のひろみの家族3人で海外旅行へ。
旅先でリフレッシュする片岡は、日本に帰国したら新たな仕事で、もう一度挑戦すると決意するのでした。
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小説「集団左遷」の篠田と同じく、
片岡も部下たちを必死にまとめ上げようと、そして業績を上げようと奮闘します。
ドラマの片岡はこの二人の熱い気持ちを取り入れているようですね^^
ただ、「銀行支店長」も主人公が退職するというバッドエンド的な結末をむかえてしまいます。
ドラマで融資先に逃げられてしまう展開があったら、主人公が責任をとって退職するという結末になりそうです…
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ドラマ「集団左遷」の最終回結末のネタバレ
集団左遷 放送前の最終回結末の予想
以上、2つの原作小説の結末をネタバレしてきましたが、
「主人公は事故死」、「主人公が失態の責任をとって退職」という
両作品とも決してハッピーエンドではなく、バッドエンド的な結末でした。
ドラマ放送前から、日曜劇場の企業再生ものドラマということで、
原作者は池井戸潤さん?と言われるほどでしたが、物語の終わらせ方は異なりますね。
例えば、ドラマかもされた池井戸潤さんの「陸王」や「下町ロケット」は、いずれもなんとか契約を勝ち取るなどしてハッピーエンドで終わっています。
ただ、江波戸哲夫さんも小説家として人気が高いです。
これは是非小説を読まれて感じてみてください。
ということで、ドラマ「集団左遷」の最終回結末は、バッドエンドのような終わり方である可能性が高そうです。
原作のどちらかの結末のようになるのであれば、以下の2点に注目してください。
■ドラマ序盤で、主人公・片岡の日記を妻のかおりが読むシーンの有無
ドラマ1話などで、片岡の人気をかおりが読むシーンがあるなら、片岡が死ぬという結末になることが予想されます。
■融資先に逃げられてしまう展開の有無
ドラマの途中で、融資先に逃げられてしまう展開になれば、片岡が失態の責任をとって退職するという結末になることが予想されます。
また、ドラマ・集団左遷は2つの原作を合わせた作品なので、
原作2つの結末をミックスしたものになる可能性もあります。
それは片岡が融資の失態の責任をとって退職後、自暴自棄になり交通事故にあって命を落とすという結末です…
これは非常に残酷な結末です…
ゴールデンタイムのドラマですのでここまで悲しい結末はないと思いますが^^;
ドラマ・集団左遷の最終回結末がどのようになるのかについては、
放送後進み予想でき次第追記いたします!
※追記1 集団左遷の最終回結末で片岡が命を落とすことは可能性は低そう
集団左遷の1話では、片岡の日記を妻のかおりが読むシーンはありませんでした。
ということは小説「集団左遷」のような主人公の死という結末の可能性は低そうです。
ただ、ドラマ集団左遷には小説に登場する横山(三上博史)やスパイの落合(高橋和也)が登場しています。
この二人は三友銀行が舞台の小説「銀行支店長」には登場しないのですが、
2人が登場しているということは落合が横山の内通者で、横山が最後失脚するという結末はありそうですね。
※追記2 集団左遷の最終回に向けドラマオリジナルな流れに
「銀行支店長」に登場し片岡が辞職するきっかけとなった三嶋食品の社長・三嶋(赤井英和)が登場し、
金を持ち逃げしようとしました。
ただ、6話では三嶋を蒲田支店の行員たちが確保しました。
「銀行支店長」ではそのまま海外に失踪されますが、ドラマでは捕まえることが出来たみたいですね。
そして7話からは第2章として、舞台を本店に移して話が展開されます。
ということはここから2つの原作にもないドラマオリジナルな流れになっていくことが予想されます。
そして次の横山常務の狙いはなんなのでしょうか?藤田頭取の失脚?
とりあえず7話の予告では以下の通りです。
蒲田支店の廃店により、本部の融資部へ異動した片岡(福山雅治)。落ち着く間もなく、全国展開する総合百貨店・マルハシホールディングスのダニエル・バックCEOが会社資金102億円を私的流用した疑いで東京地検特捜部に逮捕される、という衝撃的なニュースが飛び込んでくる。マルハシは4年前、アメリカの大手百貨店・ウィルマンズと合併したものの業績の低迷に喘いでいた。
金融庁の立ち入り検査を控えて大わらわの中、横山専務(三上博史)がマルハシ再建の緊急プランを提案する。それは、ダニエルの解任及びウィルマンズとの合併解消、そして丸橋雄一郎会長(本田博太郎)を 再び社長に就任させるというものだった。だがそんな折、日本橋支店の副支店長に就任した真山(香川照之)のもとに「ダニエルは丸橋会長にはめられた」という告発メールが届く。果たしてメールは事実なのか。片岡は上司である融資担当の隅田常務(別所哲也)に相談し、自ら調査に乗り出そうとするが・・・。
まだまだ片岡と横山の衝突は続きそうです。
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